歯科技工士の年収

歯科技工士は、歯科医師が作成した指示書に従い、入れ歯や差し歯、マウスピースや歯科矯正の装置などを作成する職業です。

歯科技工士は口内で使用する人工物を作る仕事となりますので、精密な技術が必要となり、資格を取得するには国家試験に合格する必要があります。

歯科技工士は歯科治療には欠かせない職業ですが、実際にはどのくらいの収入があるのでしょうか。

そこで、歯科技工士の年収や手取り額、年齢別の給料やボーナスについてまとめました。

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歯科技工士の年収は?手取り額はいくら?

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、歯科技工士の平均年収は4,066,900円となっています。

平均月収は289,700円、年間のボーナス平均額は590,500円です。

また、実際の手取り額は額面上の収入の8割程度となりますので、手取り年収としては300万円~320万円前後になると言えるでしょう。

日本人の平均年収は500万円前後となりますので、歯科技工士の年収は一般的な平均よりも若干低くなります。

歯科技工士の平均給料と手取り額

歯科技工士の平均収入

年収 4,066,900円
月収 289,700円
ボーナス 590,500円

歯科技工士の手取り額

年収 300万円~320万円前後
月収 22万円~25万円前後
ボーナス 45万円~50万円前後

歯科技工士の年齢別の給料・ボーナスは?

歯科技工士の収入は年齢や勤務先などによっても異なりますが、基本的には年齢が上がり、経験年数がアップするほど給料やボーナスも上がります。

歯科技工士の勤務先として最も多いのは、歯科技工所です。歯科技工所では、歯科医院や病院から発注を受けて差し歯などを制作し納品します。

他の勤務先としては、歯科医院や病院となりますが、歯科技工所に比べるとかなり少なくなります。

また、公立病院に勤務する場合は、公務員として働く場合もありますが、募集はほぼありませんので、民間の病院で働くケースがほとんどです。

歯科技工士の年収・月収・ボーナス

20代歯科技工士の給料

年収 250万円~350万円
月収 18万円~23万円
ボーナス 20万円~50万円

30代歯科技工士の給料

年収 300万円~400万円
月収 22万円~27万円
ボーナス 30万円~60万円

40代歯科技工士の給料

年収 400万円~500万円
月収 30万円~40万円
ボーナス 40万円~70万円

50代歯科技工士の給料

年収 450万円~550万円
月収 35万円~40万円
ボーナス 50万円~80万円

60代歯科技工士の給料

年収 400万円~500万円
月収 30万円~40万円
ボーナス 40万円~70万円

歯科技工士は長時間労働の割に給料が安い?

歯科技工士の年収はそれほど高いとは言えませんが、生活ができないほど低いというわけでもありません。

ただ、歯科技工士は勤務先にもよりますが、労働時間が非常に長い場合が多い職業です。そのため、時給に換算すると時給1,000円以下というケースも珍しくなく、労働時間と給料が見合っていないと言われています。

また、せっかく国家資格を取得しても、給料の低さと激務から離職してしまう人が多い職業でもあります。

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