救急救命士は、救急車でケガ人や病人を病院に搬送し、必要に応じて現場や救急車の車内で救命措置を行うというのが主な仕事なります。
ほとんどの救命救急士は、消防署に勤務し、119番通報があった際に出動します。そのため、救命救急士は救命救急士の国家試験の他、消防官採用試験にも合格する必要があります。
人々の命を救う重要な役割を担っている救急救命士ですが、実際の給料やボーナスはどのくらいなのでしょうか。
そこで、救急救命士の年収や手取り額、年齢別の給料やボーナスはいくらなのかについてまとめました。
アコムのキャッシングは申し込みから借り入れまで最短20分で完了
目次
救急救命士の年収は?
救急救命士の多くは、消防署に勤務する消防士となりますので、年収も消防士と同程度となります。
消防士の年収は、総務省が公表している平成29年の地方公務員給与実態調査を参考にすると、平均年収は6,157,372円、平均月収は394,599円、平均の年間賞与額は1,422,184円になります。
ただ、救急救命士は、消防士よりも出動する件数が圧倒的に多く、出動の度に支給される手当で1ヶ月3万円~5万円程が基本の給料に上乗せされます。
そのため、救急救命士の給料は、基本的には消防士と同様ですが、出動件数が多い分、消防士より若干多くなる場合が多いと言えるでしょう。
救急救命士の平均給料
年収 | 600万円~700万円 |
月収 | 35万円~45万円 |
ボーナス | 140万円~160万円 |
救急救命士の手取り額はいくら?
救急救命士の手取り額は、額面上の給料から所得税などの税金や社会保険料を差し引いた金額となります。
実際の手取り額は、勤務先や住んでいる地域などによって異なりますが、目安としては額面上の給料の8割程度です。
救急救命士の平均年収は600万円~700万円程度となりますので、手取り額にするとおおよそ480万円~560万円程度になると考えられます。
救急救命士の手取り収入
年収 | 480万円~560万円 |
月収 | 28万円~36万円 |
ボーナス | 112万円~128万円 |
救急救命士の年齢別の給料やボーナスは?
救急救命士は、基本的には消防署職員、つまり公務員となります。そのため、給料やボーナスは自治体の規定に沿って定められています。
救急救命士も他の公務員と同様に、金属年数が長くなればなるほど給料もアップしていきます。救急救命士はハードな職業ではありますが、公務員ならではの安定した収入を得られるという面は魅力の1つでしょう。
救急救命士の年収・月収・ボーナス
20代救急救命士の給料
年収 | 400万円~500万円 |
月収 | 25万円~30万円 |
ボーナス | 80万円~100万円 |
30代救急救命士の給料
年収 | 500万円~600万円 |
月収 | 30万円~40万円 |
ボーナス | 100万円~150万円 |
40代救急救命士の給料
年収 | 650万円~750万円 |
月収 | 40万円~50万円 |
ボーナス | 150万円~180万円 |
50代救急救命士の給料
年収 | 750万円~800万円 |
月収 | 45万円~55万円 |
ボーナス | 180万円~200万円 |
救急救命士は出動件数が多いほど収入も増える
救急救命士の収入は、出動する件数によってかなり異なると言えます。
1件の出動につき支給される手当は数百円程度ですが、1日に何件も出動する場合も多くありますので、毎月2万円~3万円、多ければ5万円以上の手当が発生します。
他にも救急救命士は深夜手当や時間外手当も加算されますので、出動する件数が多ければ多いほど収入がアップするということになります。
そのため、それほど出動件数が多くない地方などの救急救命士よりも、人口が多い都市部の消防署に勤務する救急救命士の方が年収が高い傾向があります。