歯科技工士は、歯科医師が作成した指示書に従い、入れ歯や差し歯、マウスピースや歯科矯正の装置などを作成する職業です。
歯科技工士は口内で使用する人工物を作る仕事となりますので、精密な技術が必要となり、資格を取得するには国家試験に合格する必要があります。
歯科技工士は歯科治療には欠かせない職業ですが、実際にはどのくらいの収入があるのでしょうか。
そこで、歯科技工士の年収や手取り額、年齢別の給料やボーナスについてまとめました。
アコムのキャッシングは申し込みから借り入れまで最短20分で完了
目次
歯科技工士の年収は?手取り額はいくら?
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、歯科技工士の平均年収は4,066,900円となっています。
平均月収は289,700円、年間のボーナス平均額は590,500円です。
また、実際の手取り額は額面上の収入の8割程度となりますので、手取り年収としては300万円~320万円前後になると言えるでしょう。
日本人の平均年収は500万円前後となりますので、歯科技工士の年収は一般的な平均よりも若干低くなります。
歯科技工士の平均給料と手取り額
歯科技工士の平均収入
年収 | 4,066,900円 |
月収 | 289,700円 |
ボーナス | 590,500円 |
歯科技工士の手取り額
年収 | 300万円~320万円前後 |
月収 | 22万円~25万円前後 |
ボーナス | 45万円~50万円前後 |
歯科技工士の年齢別の給料・ボーナスは?
歯科技工士の収入は年齢や勤務先などによっても異なりますが、基本的には年齢が上がり、経験年数がアップするほど給料やボーナスも上がります。
歯科技工士の勤務先として最も多いのは、歯科技工所です。歯科技工所では、歯科医院や病院から発注を受けて差し歯などを制作し納品します。
他の勤務先としては、歯科医院や病院となりますが、歯科技工所に比べるとかなり少なくなります。
また、公立病院に勤務する場合は、公務員として働く場合もありますが、募集はほぼありませんので、民間の病院で働くケースがほとんどです。
歯科技工士の年収・月収・ボーナス
20代歯科技工士の給料
年収 | 250万円~350万円 |
月収 | 18万円~23万円 |
ボーナス | 20万円~50万円 |
30代歯科技工士の給料
年収 | 300万円~400万円 |
月収 | 22万円~27万円 |
ボーナス | 30万円~60万円 |
40代歯科技工士の給料
年収 | 400万円~500万円 |
月収 | 30万円~40万円 |
ボーナス | 40万円~70万円 |
50代歯科技工士の給料
年収 | 450万円~550万円 |
月収 | 35万円~40万円 |
ボーナス | 50万円~80万円 |
60代歯科技工士の給料
年収 | 400万円~500万円 |
月収 | 30万円~40万円 |
ボーナス | 40万円~70万円 |
歯科技工士は長時間労働の割に給料が安い?
歯科技工士の年収はそれほど高いとは言えませんが、生活ができないほど低いというわけでもありません。
ただ、歯科技工士は勤務先にもよりますが、労働時間が非常に長い場合が多い職業です。そのため、時給に換算すると時給1,000円以下というケースも珍しくなく、労働時間と給料が見合っていないと言われています。
また、せっかく国家資格を取得しても、給料の低さと激務から離職してしまう人が多い職業でもあります。