クレジットカードの申し込みでは、必ずカード会社側の審査があります。

またクレジットカードを発行するには、割賦販売法とは?クレジットカードの年間支払可能見込額とはでも解説していますが、割賦販売法のルールに基づき、各カード会社が申し込みをした方の支払可能見込額を算出し、算出された支払可能見込額を超えない範囲内でクレジットカードが発行される仕組みです。

そのため、クレジットカードを申し込む際には、割賦販売法のルールを理解した上で申し込みを行わないと、カード審査に通らない、カードが発行されないという可能性があります。

その他にも、クレジットカードの審査にはいくつか特徴がありますので、カード審査になかなか通らないという方は、審査に通らない原因を把握することでクレジットカードを取得することができるでしょう。
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キャッシングの申し込みとクレジットカード発行の違い

クレジットカードの審査では、審査に落ちた!?キャッシング申し込みで審査落ちの原因と対処法で解説している一般的なキャッシングの審査と同様に、申し込みをした方の入力内容に沿って、所定の審査が行われます。

ただ、クレジットカードの場合、一般的なキャッシングサービスに申し込みをした際に行われる審査の他に、いくつかのクレジットカード独自の審査があります。

クレジットカードの申し込みから審査の流れ
1.申込者がカード会社に申し込みを行う
2.カード会社側で申込み内容に沿って所定の審査を行う(キャッシング審査と同じ)
3.割賦販売法に従い、支払可能見込額を算出し、利用限度額を決める
4.キャッシング枠の希望があった場合、総量規制に従い、利用可能かどうかを決める
5.特に問題がなければカード発行
※審査に通らない場合は、利用枠の減額、又はカード発行不可となります。

上記のように、クレジットカードの審査では、一般的なキャッシングサービスと同様の審査の他に、割賦販売法のルールに沿って支払可能見込額を算出し、利用限度額を設定することになります。

また、キャッシング枠の利用を希望した場合には、他社のキャッシング利用状況等も確認し、年収の3分の1を超えない範囲内でキャッシング枠が設定されます。

特に、キャッシング枠を設定する際には、クレジット・ローンの審査には割賦販売法、キャッシング枠の審査には総量規制という、二重の調査・確認が必要となります。

そのため、クレジットカードの申し込みでは、クレジットはクレジットカード、キャッシングはキャッシングサービスというように、それぞれを分けて考える必要があります。また、クレジットカードのキャッシング枠の設定でNGが出たために、カードが発行されないというケースもありますので、クレジットカードの申し込みではキャッシング枠は設定しないほうがスムーズに審査を進めることができます。

クレジットカードの審査に通らない原因とは

クレジットカードの審査に落ちる理由、クレジットカードの審査に通らない原因は、通常のキャッシングサービスと同様に、仕事をしていない、住所不定、現在利用しているカード等の支払いの遅れ、延滞による原因ももちろんですが、支払可能見込額に枠がない場合もカード発行NGの原因となります。

またこれは、自動車ローンや家電ローン、教育ローンなど、その他のクレジットローンも同じで、既にその方の利用枠が足りない状態では、他のローンにも通らない可能性が高くなります。

割賦販売法では、毎月の収入(年収)が高い、低いということも影響しますが、何人世帯なのか、持家なのか賃貸なのか、住宅ローンの有無や家賃支払いの有無、リボ払いや分割払いの利用状況など、これらを所定の計算式によって算出することになります。

そのため、既に利用可能額がない場合、利用可能額を超えている場合には、クレジットカードは発行されず、その他のローンも審査NGとなるのです。

クレジットカードの審査に落ちないためには?

クレジットカードの審査に通るには、まずはご自身の支払可能見込額を算出し、今現在の利用可能額がどれくらい残っているのかを把握する必要があります。その上で、利用可能額にまだ余裕があるということであれば、クレジットカードの審査に通る可能性が高くなります。

また、利用可能額はクレジットカードに限らず、クレジットローン全般に適用されますので、利用可能額が少ない場合には大きな買い物ができない、ローンが通らないという原因となります。

ただ、クレジットカードの審査では、使っていない利用枠についても「クレジット債務」として計算されてしまう場合があります。

たとえば、A社のカードで200万円の利用限度枠、B社のカードで200万円の利用限度枠、C社のカードで100万円の利用限度枠となっている方は、たとえ利用していない状態であっても、いつでも最大500万円の利用が可能なことになります。仮にリボ払いや分割払いも同額の利用枠となれば、最大500万円の分割払いですから、支払可能見込額を大幅に超えてしまうことが予想されます。

上記のような方は、おそらく毎月の返済状況や利用状況も良好なため、カード会社側は申し込み時の支払可能見込額を参照してカードを発行していることが予想されます。また、その後の増枠によって、利用限度枠が大きくなっているものと考えられますが、増枠審査の際にリボ払いや分割払いをほとんど利用していなかったことで、増枠が可能になったものと予想されます。

複数のクレジットカードを保有している場合の対処法

複数のクレジットカードを保有している方で、カードの利用限度枠の総額が300万円~500万円を超えている場合には、新たなクレジットカードに申し込みをした際に、これ以上の利用枠を設定することができず、カード発行のお断りとなるケースがあります。

また、申し込み時・増枠時の審査の時よりもクレジット債務が増加している場合には、その後の大幅な減額もありますので、その際には不要なクレジットカードを解約することで、利用可能額を復活させることができます。

クレジットカードの発行は、あくまでも支払可能見込額に余裕がある場合、カードを発行しても支払可能見込額を超えない場合に、クレジットカードが発行される仕組みです。各カード会社も、支払いの延滞や遅れがなく、毎月の利用額も多い顧客には、出来る限りカードの利用限度額を引き上げて、さらに多くの利用をしてもらいたいと考えています。

しかし、たとえ使っていない利用限度枠だったとしても、既に総額でその方の年収を大幅に超えているような場合には、以降のカード発行の審査に大きな影響が出る場合もあります。

クレジットカードの審査に通るには、その方によって様々な要因がありますので、現在の利用状況を確認しながら申し込みを検討されることをおすすめします。
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