収入証明書とは、自分自身の現在の収入を証明する書類になります。

たとえば、給料明細書や源泉徴収票、確定申告書や所得証明書などが該当しますが、キャッシングを利用する際にも収入証明書の提出が必要となる場合があります。

収入証明書の提出については収入証明書とは？収入証明の提出は1度だけ？何を用意するの？でも解説していますが、キャッシングの希望金額が50万円～100万円以上というような、主に大きな金額での融資を希望される場合に必要となります。

また、現在キャッシングを利用中の方で、収入証明書を提出したのが3年以上前という方も、改めて収入証明書の提出が必要となる場合があります。

では、キャッシングの申し込み時に、各金融会社から収入証明書の提出を求められた場合、あるいは、現在利用中の金融会社から収入証明書の提出について連絡があった場合に、それらを無視して提出しなかったらどうなるのでしょうか。
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新規で申し込みをした際に収入証明書を提出しなかった場合

急な出費等で、新規でキャッシングの申し込みをした際に収入証明書を提出しなかった場合には、下記のいずれかの審査結果となります。

総量規制に該当しない範囲内で利用限度額が設定される
収入証明書の提出は、1社から50万円以上の融資を受ける場合、又は他社の利用も含めて100万円以上の利用となる場合に必要となります。そのため、仮に審査に通ったとしても、総量規制に該当しない範囲内での融資となります。

審査に通らずキャッシングを利用することができない
こちらは、既に他社の利用も含めて100万円を超えている場合に該当しますが、収入証明書を提出しない場合には、審査を進めることができませんので、キャッシング審査NGとなり、キャッシングを利用することができなくなります。

現在キャッシングを利用中で収入証明書類を提出しなかった場合

現在キャッシングを利用している方で、各金融会社から収入証明書の提出を求められても、それを無視して提出しなかった場合には、以降のキャッシング利用が一時的に停止されます。

これは総量規制のルールとなりますが、収入証明書の有効期限は3年間と定められていますので、各金融会社は前回の提出から3年以内に再度収入を証明する書類を確認する義務があるためです。

しかし、既に3年が経過しているにもかかわらず、現在の収入を確認していないとなれば、貸金業法に違反する可能性が出てくるため、各金融会社は一時的に利用を停止し、収入証明書の提出があってから利用を再開する流れとなります。

ただ、転職などによって、3年前の状況から大幅に収入が下がっている場合には、改めて現在の収入に合わせた利用限度額が設定されることになりますので、場合によっては収入証明書を提出してもその後の利用ができない（新たな借り入れができず返済のみ）となるケースもあります。

収入証明書を提出しないと、その後の一括返済はあるの？

既にキャッシングを利用されている方で、各金融会社から収入を証明する書類の提出を求められた際に、何かしら事情があり、提出できない場合、提出していない場合には、以降のキャッシングの利用ができなくなります。

ただ、利用中のキャッシング残高については当初契約した内容に準じますので、その後に一括返済を迫られるということはありません。また、収入証明書の提出の有無によって、その後に一括返済を迫られたという事例もありませんので、毎月の返済については、これまでどおりの金額を返済していくこととなります。

提出が面倒なんだけど、収入証明書の提出はやっぱり必要なの？

収入証明書の提出は、今現在のご自身の収入を証明するという意味となりますので、各金融会社から提出を求められた際には、その指示に従って提出するほうが良いでしょう。

また、新規の申し込みであっても、更新時の3年ごとの提出であっても、収入を証明する書類の提出によって、大きな金額での融資が可能となる場合があります。逆に、収入証明書を提出しない場合には総量規制に該当しますので、仮に融資が可能となっても10万円～20万円、あるいは20万円～30万円といった少額のキャッシングとなります。

特に、おまとめローンや低金利でのキャッシングを検討されている方は、各金融会社の指示に従って収入証明書を提出したほうが希望金額での融資に近付けることができます。

書類の提出となると、ちょっと面倒だなと思われるかもしれませんが、より条件のいいキャッシングを利用するためにも、収入証明書の提出は適切に行われることをおすすめします。

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