小学校や中学校の費用

お子さんが小学校や中学校に入学する親御さんにとって、子供の成長は喜ばしいことですが、やはり費用が心配という方も多いでしょう。

小学校や中学校には公立と私立があり、どちらに進学するかによって相場の金額や平均額も大きく異なります。小中学校の義務教育で掛かる総額については、入学前にしっかり把握しておくと安心です。

そこで、小学校や中学校の費用について、また公立と私立の平均額や相場、総額はいくらなのかについてまとめました。

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小学校とは?中学校とは?

小学校は、満6歳の子供が入学する学校です。小学校では、子供が満12歳になるまでの6年間在籍します。

また、中学校は小学校卒業後に進学する3年制の学校で、小学校と同様に義務教育となります。小学校と中学校には、国や自治体が設立した公立の学校と民間団体が運営している私立の学校があります。

小学校や中学校の公立と私立の違い

公立の小中学校

公立小学校や公立中学校は、学区ごとに入学する学校が決まります。そのため、子供の家庭環境や親の職業などもバラバラになりますので、学校や入学する年度ごとにかなり雰囲気が異なります。

また、費用面では義務教育ということで授業料と教科書代は無料になっています。

私立の小中学校

私立小学校や私立中学校は、学校ごどに独自の教育方針がありますので、親は事前に学校の雰囲気や教育内容を確認することができます。

また、授業内容も教育の質が高く、バラエティに富んでいる学校が多いと言えます。ただ、私立の小中学校では受験が必要であったり、授業料などがかかり、費用が高額になるという点もあります。

小学校や中学校の費用は?

小学校や中学校の費用は、文部科学省の子供の学習費調査によると、学校教育費、学校給食費、学校外活動費の3つに分類されています。

学校教育費とは、授業料など学校に通うために掛かる費用です。学校給食費は給食の費用、学校外活動費は塾や習い事など学校以外に掛かる費用になります。

小学校や中学校の費用の内訳

学校教育費

学校教育費には、授業料の他、修学旅行や遠足の費用、生徒会費やPTA会費、寄付金や学校への納付金などが含まれます。また、教科書代や学用品の代金、学校によっては制服代がある場合もあります。また、通学に掛かる交通費なども学校教育費に含まれます。

学校給食費

小学校は給食が支給される場合がほとんどですので、給食費が掛かります。中学校は給食ではなくお弁当の学校もありますが、ある場合は給食代がかかります。

学校外活動費

学校外活動費には、学習塾や通信教育の費用、家庭教師代や参考書代など学校以外での学費が含まれます。また、書道やスイミング、ピアノなどの習い事の費用も学校外活動費となります。

公立小学校と私立小学校の平均額や相場は?

小学校は、公立小学校に入学した場合と私立小学校に入学した場合で、費用の相場が大きく異なります。

特に、学校教育費の平均額は、文部科学省で公開している平成28年度の子供の学習費調査によると、公立小学校では年間60,043円ですが、私立小学校では年間870,408円とかなり高額です。

学校教育費だけを見ると、授業料や教科書代が免除される公立小学校に比べて、私立小学校の方が15倍近く費用が高いということになります。

小学校費用の年間平均額

公立小学校の費用

学校教育費:60,043円
学校給食費:44,441円
学校外活動:217,826円

私立小学校の費用

学校教育費:870,408円
学校給食費:44,807円
学校外活動:613,022円

公立中学校と私立中学校の平均額や相場は?

中学校も小学校と同様に、公立か私立かで相場に大きな差があります。

私立中学校は、給食の支給がない場合も多いため、学校給食費は公立よりも少なくなっていますが、学校教育費の平均額は公立中学校に比べて7倍~8倍程となっています。

小中学校は義務教育ですが、私立は公立と異なり、学費が支払えないと退学になりますので、どうしてもお金がない場合はカードローンでお金を借りてでも支払う必要があります。

アコムは、学費や生活費のために利用している子育て世代の方も多いため、初めての方でも安心です。

中学校費用の年間平均額

公立中学校の費用

学校教育費:133,640円
学校給食費:43,730円
学校外活動費:301,184円

私立中学校の費用

学校教育費:997,435円
学校給食費:8,566円
学校外活動費:320,932円

小学校と中学校でかかる費用の総額はいくら?

小学校で掛かる費用の総額は、公立小学校が年間322,310円、私立小学校が年間1,528,237円となります。

また、中学校で掛かる費用の総額は、公立中学校が年間478,554円、私立中学校が年間1,528,237円です。

小中学校共に公立の場合、9年間の総額は3,369,522円ですが、小中学校共に私立の場合では13,150,221円となり、おおよそ1千万円近くの差があります。

小学校と中学校の費用の総額

小学校の総額

公立小学校:年間322,310円(6年間合計1,933,860円)
私立小学校:年間1,528,237円(6年間合計9,169,422円)

中学校の総額

公立中学校:年間478,554円(3年間合計1,435,662円)
私立中学校:年間1,326,933円(3年間合計3,980,799円)

義務教育9年間の総額

公立小学校から公立中学校:9年間合計3,369,522円
公立小学校から私立中学校:9年間合計5,914,659円
私立小学校から公立中学校:9年間合計10,605,084円
私立小学校から私立中学校:9年間合計13,150,221円

義務教育の費用は公立と私立で大きく異なる

小学校や中学校は、学区ごとに定められた公立の学校に行くのが一般的ですが、中には校風や教育方針に惹かれて私立の学校へ入学させたいと考えている親御さんもいるでしょう。

ただ、小学校と中学校の義務教育でかかる費用は、公立に進学するか、私立に進学するかによって大きく異なります。

仮に、小学校も中学校も私立に通わせるとなると、9年間で合計1千3百万円以上が必要になります。9年間公立の学校に通った場合と比べると、私立では実に公立の5倍近くの費用が掛かるのです。

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