貸し倒れリスクとは、融資をした後に、貸したお金が回収できなくなる割合を言います。各金融会社もビジネスですから、貸したお金が返ってこないと損をすることとなりますので、お金を貸す相手がきちんと返済をしてくれる人なのかどうかを見極めながら融資を行っています。
そのため、一般的に貸し倒れリスクが高いと判断されると、融資を断られたり、審査に落ちてしまうことが多くなります。
また、場合によっては連帯保証人や不動産担保を求められることがあります。
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貸し倒れリスクとは?
貸し倒れリスクとは、お金を貸した後に、元金や利息を回収できなくなるリスクを指します。
私たちがお金を借りる際には、必ず利息という手数料がかかります。各金融会社は、この手数料を受け取ることで成り立っていますので、原則としてお金を返さない人、利息を支払わない人には、融資を行うことはありません。
では、貸し倒れリスクをどうやって判断しているのかとなりますが、これは申込者の今までの利用実績を確認することで、その後の貸し倒れリスクを判断することとなります。また、申込者の現在の年収と生活環境を知ることで、その人の生活スタイルも、おおむね把握することができます。その上で、貸し倒れリスクが高いと判断した場合には、融資をお断りすることとなります。
こういった点からも、各金融会社が1番嫌うことは、返済の遅れや延滞になるのです。
貸し倒れリスクがキャッシングに与える影響とは?
貸し倒れリスクとは、融資を行った後に、毎月の返済がきちんとなされるかどうかのリスクとなりますが、貸し倒れリスクが低ければ低いほど、キャッシングの審査で有利となり、尚且つ条件の良いキャッシングを利用することができるようになります。
現在のキャッシングでは、上限金利として元本が10万円未満の場合は年20%以下、元本が10万円以上100万円未満の場合は年18%以下、元本が100万円以上の場合には年15%以下と定められています。
私たちが新規でキャッシングを利用する際には、おおむね上限金利に近い金利が適用されることが多く、最初から4%~5%、あるいは5%~8%の金利で融資を受けることは、非常に難しいのが現状です。
言い換えれば、初回のキャッシング利用では、各金融会社としても初めての取引ということもあり、その後にきちんと返済をしてもらえるかどうかがわからないため、貸し倒れリスクが高い状態なのです。貸し倒れリスクが高いということは、融資を行った後に、万が一、貸し倒れとなっても最小限の損失で済むように、適用金利を高く設定するのです。
逆に、長く取引をしているケースで、今までに1度も返済の遅れがない場合なら、金融会社としてもその後の貸し倒れリスクがほとんどないと判断できますので、たとえ金利を引き下げたとしても、十分な利益が出ることとなります。
キャッシングに限らず、カードローンやクレジットカードなどで適用される金利は、万が一の貸し倒れリスクを想定した上で金利を設定しています。
毎月きちんと返済をしていると、金融会社側から大幅な金利の引き下げや増枠などの提案等がなされる場合が多くなります。金融会社からの金利の引き下げや増枠のお知らせは、以前よりも貸し倒れリスクが低くなったという証拠でもありますので、毎月遅れずに支払いをすることで、より条件の良いキャッシングを利用することができるようになるのです。