3件規制とは、大手の消費者金融を中心に、他社の利用を3件までとする自主規制のルールを指します。一般的にも、キャッシングやカードローンの利用では、他社の利用件数が3件~4件あると、以降の審査が非常に厳しくなる傾向にあります。
貸し過ぎ、融資のし過ぎを防止するためとはなりますが、キャッシングの利用では、無制限に何件でも融資を受けられるというものではないのです。
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3件規制とは?
現在は総量規制による借入上限が定められていますので、最大でも融資を受けられる金額は年収の3分の1までとなります。
しかし、総量規制前のキャッシングでは、金融会社が融資可能と判断すれば、いくらでも借り入れをすることが可能でした。極端に言えば、年収と同じ金額を借りることも可能ですし、年収の2倍~3倍以上の借り入れをすることもできたのです。
また、借入件数についても、総量規制前までは普通に7社~8社以上を利用している方もいました。中には15社以上、あるいは20社以上から借り入れをしているという方もいたほどです。
そのため、各金融会社は貸し過ぎを防止するためにも、「これ以上は融資を行わない」といった自主規制を行っていたのです。それが、3件規制と呼ばれるものです。
今現在のキャッシングは何件まで可能なの?
現在のキャッシングでは、総量規制による借入上限がありますので、上限を超えた融資を受けることはできなくなっています。また、キャッシングなどで借り入れできる金額は、最大でも年収の3分の1までと定められていますので、年収の3分の1を超える融資を受けることもできなくなっています。
しかしこれは、借入金額に対する上限となりますので、借入件数については特に制限はありません。仮に年収300万円の方なら、1社から100万円の融資を受けても、10社から10万円ずつの計100万円の融資を受けても、原則としては特に問題はないのです。
ただ、一般的にキャッシングやカードローンの利用では、1社あたりの融資金額が、おおむね30万円~50万円となりますので、現実的に言えば10社から10万円ずつの融資を受けることはないでしょう。
また、各金融会社としても、優良顧客には金利を引き下げてでも融資を行いたいと考えていますので、キャッシングの利用期間が長くなればなるほど、1社当たりの融資金額は増加していくこととなります。
そのため、現在のキャッシングでは、数年前のように5社~10社以上の融資を受けるということは考えにくい状況です。利用する側としても、1社から大きな金額で融資を受けるほうが、利息の引き下げなどが期待できますので、複数の金融会社から借りるよりも、1社~2社、あるいは2社~3社で利用するほうがメリットが大きくなります。
実際に何社まで借りられるのかは、申し込みを行う方の年収や利用状況などによって異なりますが、大手のキャッシングサービスということで言えば、借り入れ件数は今現在も3社までとなります。他社の利用が3社でキャッシングの申し込みを行うということであれば、4社目の利用となりますので、まだキャッシングできる可能性が高いと言えます。
しかし、既に他社の利用が4社以上ある場合には、それ以降のキャッシングがかなり難しくなりますので、借り入れ件数が多いという方は、件数を減らす工夫が必要と言えるでしょう。
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