クレジットカードのクレジット(credit)とは、信用・信頼を意味する言葉です。この言葉通り、クレジットカードは信用・信頼によって成り立っているものとなります。

また、クレジットカードの利用限度額は、その人の信用度を表すものとなりますので、利用限度額が高ければ高いほど、その人に信用があるという証拠です。

では、信用力を高めるには、どうすれば良いのでしょうか。

クレジットカードの信用力とは?

クレジットカードは、商品代金の立て替え払いを行うサービスとなりますので、クレジット(credit)の言葉どおり、信用・信頼が非常に重要です。

そこで、クレジットカードの審査では、その方の信用度に応じて、利用限度額が設定されることとなります。たとえば、あるクレジットカードに申し込みをして、仮に審査に通ったとしても、利用限度額が10万円~20万円ということであれば、かなり信用力が低いと判断できます。

一般的に、クレジットカードの利用限度額が10万円~20万円というケースでは、申し込みを行った方に、信用力を下げる何らかの理由があると考えられます。

年齢が若く、利用実績が少ないという場合にも10万円~20万円の限度額となるケースがありますが、30歳を超えても利用限度額が10万円~20万円という場合には、信用力を低下させる原因がありますので、これまでの利用状況などを確認するほうが良いでしょう。

逆に、最初からゴールドカードやプラチナカードに申し込みを行い、審査に通って利用限度額が100万円以上であれば、その方の信用力は非常に高いと判断できます。特にプロパーカードの利用がなく、初めての利用で100万円以上の限度額が設定されるケースでは、安定した収入があることはもちろん、これまでの利用実績が優良であることがわかります。

これらは、一括払いの限度額ではなく、リボ払いや分割払いの利用限度額となります。
クレジットカードの信用力を確認する場合は、リボ払いや分割払いでいくらまで利用できるのかが、その方の信用力となりますので、リボ払いで200万円まで使える、あるいは分割払いで300万円まで利用できるという方は、信用力が非常に高いと判断されるのです。

クレジットカードの信用力(スコア)を高めるには?

クレジットカードの信用力はクレジットスコアとも呼ばれますが、この「クレジットスコア」を高めるには、適切なクレジットカードの利用が重要です。適切なクレジットカード利用とは、毎月遅れずに返済することはもちろんですが、それ以外にもクレジットカードの使い方や利用年数も影響します。

たとえば、クレジットカードを作って、1年も経たず、すぐに解約をするというケースでは、ご自身の信用力を低下させる原因となります。また、常に利用限度額の目一杯まで、リボ払いや分割払いを使っているというケースも、信用力を低下させる原因です。

そこで、クレジットカードの信用力を高める方法は、金額にかかわらず毎月こまめにクレジットカードを利用すること、1度作ったクレジットカードは長く使用すること、リボ払いや分割払いは6ヶ月~1年以内に全額を完済すること(毎月の返済額を6ヶ月~1年で完済できる金額に設定すること)です。

さらに、可能であれば、年間のカード決済額が100万円を超えるように利用すると、さらに信用力を高めることが可能です。

もちろん、毎月の返済は、遅れずに行うことが最低限の条件となりますが、これらを意識的に行うことで、自分自身の信用力を大幅にアップさせることができるようになります。

クレジットカードの信用力を高めることは、住宅ローンや自動車ローン、カードローンなどの審査に通りやすくなるのもそうですが、条件の良いローンが組めるというメリットもあります。信用力が高いということは、貸し倒れリスクが低いことを意味しますので、ローンを組む際には金利面や返済額などが優遇されることとなります。

信用力とは、低くなればなるほど、ローンが組めなくなったり、カードが作れなくなるなど、その後の生活に支障が出ることとなりますが、信用力が高くなることのデメリットは何1つありません。信用力は、高くなればなるほど、その後に様々な恩恵を受けることができるものなのです。