歯科衛生士は、歯科医師の治療や診療の補助、歯磨きなどの指導を行う歯科医院には欠かせない職業です。
歯科衛生士には若い女性も多く、華やかなイメージがありますが、年収や手取りがそれほど高額というイメージはあまりありませんよね。
ただ、歯科衛生士は国家資格が必要な仕事となりますので、年齢などにもよりますが、比較的安定した給料やボーナスがもらえる職業と言えるでしょう。
そこで、歯科衛生士の年収や手取り額はいくらなのか、また年齢別の給料やボーナスについてまとめました。
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目次
歯科衛生士の年収は?
歯科衛生士の平均年収は、厚生労働省の平成29年賃金構造基本統計調査によると、3,425,900円となっています。
また、平均月収は251,100円、年間の平均ボーナス金額は412,700円です。
歯科衛生士の年収は、勤務する病院の規模や年齢などによって異なりますが、おおよそ300万円~400万円程度が相場となります。
歯科衛生士の平均給料
年収 | 3,425,900円 |
月収 | 251,100円 |
ボーナス | 412,700円 |
歯科衛生士の手取り額はいくら?
手取り額は年収から所得税や住民税などの税金、健康保険料や厚生年金などの社会保険料を差し引いた金額となります。天引きされる税金や保険料の金額は、地域や勤務先によって異なりますが、手取り額の目安は年収総額のおおよそ8割程度です。
歯科衛生士の年収はおおよそ300万円~400万円程度となりますので、約240万円~320万円程度が実際の手取り額となります。
年収300万円の手取り額は?結婚できる?税金や保険料、生活レベルは?
歯科衛生士の手取り年収
年収300万円の場合 | 約240万円 |
年収350万円の場合 | 約280万円 |
年収400万円の場合 | 約320万円 |
歯科衛生士の年齢別の給料やボーナスは?
歯科衛生士の給料やボーナスは年齢によって異なります。基本的には勤務年数が長くなるほど、つまり年齢が上がるほど収入も増えていきます。
厚生労働省のデータを基に算出した年齢別の平均年収を見ると、歯科衛生士の年収が400万円を超えるのは50歳以降になると言えます。
歯科衛生士の年齢別の年収・月収・ボーナス
20~24歳 | 年収:2,966,600円 月収:228,300円 ボーナス:227,000円 |
25~29歳 | 年収:3,360,900円 月収:244,900円 ボーナス:422,100円 |
30~34歳 | 年収:3,354,500円 月収:242,900円 ボーナス:439,700円 |
35~39歳 | 年収:3,357,300円 月収:249,000円 ボーナス:369,300円 |
40~44歳 | 年収:3,791,900円 月収:270,400円 ボーナス:547,100円 |
45~49歳 | 年収:3,544,700円 月収:258,100円 ボーナス:447,500円 |
50~54歳 | 年収:4,021,700円 月収:288,900円 ボーナス:554,900円 |
55~59歳 | 年収:3,744,800円 月収:268,700円 ボーナス:520,400円 |
60~64歳 | 年収:4,382,500円 月収:304,600円 ボーナス:727,300円 |
公務員の歯科衛生士の年収は高い?
歯科衛生士は公務員試験に合格すれば、公務員として働くこともできます。公務員の歯科衛生士の職場としては、県立病院や市民病院の他、保健所や保健センターなどがあります。
公務員の歯科衛生士の年収は、民間の歯科医院に勤務する場合よりも高く、400万円~500万円程度が相場となります。
ただ、歯科衛生士の多くが民間の歯科医院に勤務していることから分かる通り、公立病院や保健所などの公的な機関での歯科衛生士の募集は少なく、かなり狭き門だと言えるでしょう。
年収500万円以上の歯科衛生士は全体の10%以下
歯科衛生士の年収は300万円~400万円前後と決して低いわけではありませんが、同じ医療系の国家資格となる看護師などと比べるとそれほど高額とは言えません。
もちろん、中には年収500万円以上、1,000万円以上という歯科衛生士もいますが、割合としては全体の10%以下となります。
特に、年収1,000万円以上を目指すとなると、一般的な歯科医院での勤務ではなく、歯科衛生士の資格を活かしてセミナーを開いたり、雑誌やテレビなどメディア関連の仕事をするという方法になるでしょう。