年収200万円は極端に少ない金額というわけではありませんが、余裕のある生活をおくるのは難しいのではないかといったイメージがありますよね。
また、実際の手取り額は、税金や保険料を引かれた金額になりますので、年収200万円では結婚も出来ないと考えている方も少なくないでしょう。
ただ、年収200万円での生活は本当にそれほど厳しいのでしょうか。
そこで、年収200万円では生活することができないのか、手取り額や税金、保険料はいくらなのか、また結婚することは可能なのかについてまとめました。
アコムのキャッシングは申し込みから借り入れまで最短20分で完了
目次
年収200万円では生活できない?
年収200万円は、月給に換算すると月額約16万7千円程になります。1ヶ月16万円と考えると、決して高くはありませんが、生活できないという程少なくはありませんよね。
実際に、国税庁の調査では日本の労働者人口の約23%は、200万円以下の年収だと言われていますので、特に年収200万円で働いている人が少ないというわけではないのです。
ただ、年収200万円以下の人の職業は、契約社員やパート、アルバイトなどの非正規雇用の割合が多くなります。
そのため、生活ができないわけではありませんが、日々安定した生活ができるか、また将来に備えて十分な貯蓄ができるかというと、難しい場合もあると言えるでしょう。
実家暮らしなら余裕のある生活ができる
年収200万円の生活は、実家暮らしか一人暮らしかによって、生活レベルが大きく異なります。
実家暮らしなら、家賃や光熱費などの固定費が掛かりませんので、年収200万円あれば十分に余裕のある生活をおくることができます。
ただ、一人暮らしの場合は、地方でも最低月7万円以上、東京などの都心なら最低月10万円以上は生活費として必要になります。そのため、特に東京23区などの都会に住む場合は、年収200万円ではかなりギリギリの生活になる可能性が高いと言えます。
一人暮らしは最低いくら必要?初期費用や相場、毎月の生活費の目安は?
年収200万円の手取り額や税金、保険料は?
年収200万円の手取り額は、額面上の金額から所得税と住民税、そして社会保険料を差し引いた金額になりますので、手取り年収は約153万円、月収は約13万円となります。
年収200万円の所得税の税率は10%、控除額が97,500円となりますので、税額は102,500円です。住民税は所得税を引いた89万円から10%の税率で徴収されますので、税額は89,000円になります。
社会保険料の保険料率は地域や雇用先によって違いがありますが、基本的には健康保険が4.95%、厚生年金が9.15%、雇用保険が0.30%となりますので、合計で年間288,000円が社会保険料として差し引かれることになります。
年収200万円の手取り額と天引きされる金額
手取り年収と月収
年収 | 約1,530,000円 |
月収 | 約127,500円 |
所得税・住民税の金額
所得税 | 102,500円 |
住民税 | 89,000円 |
合計 | 年間191,500円(1ヶ月約15,958円) |
健康保険・厚生年金・雇用保険の金額
健康保険 | 99,000円 |
厚生年金 | 183,000円 |
雇用保険 | 6,000円 |
合計 | 年間288,000円(1ヶ月約24,000円) |
年収200万円で結婚できる?
年収200万円で結婚でも結婚はできるでしょう。年収200万円は手取りの月給で約13万円程となりますので、夫婦2人ならなんとか生活は出来るレベルです。
ただ、家賃が5万円~7万円程の部屋に住むとなると、残りは10万円以下となってしまいますので、食費や光熱費などを考えると余裕のある生活は難しいでしょう。
特に、東京都心などでは、ワンルームでも家賃が8万円~10万円以上になる場合もありますので、かなり切り詰めた生活をしなければ夫婦2人では生活できないと言えます。
子供が産まれると年収200万円での生活は厳しい
年収200万円の場合、子供が産まれると途端に生活は厳しくなります。子供1人を含む3人家族の生活費の相場は、1ヶ月25万円前後となりますので、節約を頑張ったとしても、手取り月13万円で生活を続けていくのは非常に困難だと言えます。
また、仮に夫婦2人で働いて世帯年収が200万円だとすると、少なくとも出産前後は奥さんが働けなくなりますので、生活が成り立たなくなる可能性があります。
そこで、もしどうしてもお金が必要となった際には、カードローンでの借入れがおすすめです。アコムは、安定した収入がある方、返済能力がある方、アコムの基準を満たす方であればアルバイトやパートの方でも問題なく申し込みをすることができます。
3人家族の生活費はいくら必要?1ヶ月の平均は?支出の相場や目安は?
年収200万円の一人暮らしは貯蓄も難しい
年収200万円、月の手取りで13万円の場合、一人暮らしをすると生活はかなりギリギリになるでしょう。
手取りの給料が、そのまま家賃や食費、光熱費や水道代などの固定費の支払いでほとんどなくなってしまいますので、貯蓄もままならない状態になると考えられます。
そのため、出来るだけ貯蓄をしたい方、余裕のある生活をおくりたい方は、実家暮らしでない限り、年収200万円で実現することは難しいでしょう。