勤続年数とは、現在の仕事に就いてからの期間や年月を指します。
勤続年数は、キャッシングを利用する場合、クレジットローンや住宅ローンを利用する場合に必須となる項目になりますが、一般的にキャッシングやローン審査では、勤続年数が長ければ長いほど、安定した収入があるとみられ、尚且つ勤続年数が長ければ長いほど離職率や転職率が下がる傾向にありますので、キャッシングやローンの審査に通りやすくなるのです。
では、キャッシングやローンの申し込みにおいて、勤続年数は審査に影響するのでしょうか。また勤続年数によって、キャッシングの利用やローンの利用を断られることはあるのでしょうか。
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目次
勤続年数とは?
勤続年数、今働いている会社に勤務している年数です。現在働いている会社に勤め始めてからの年数が勤続年数になります。
仮に、転職などで現在の仕事に就いてから、まだ6ヶ月間という際には、勤続年数は6ヶ月となります。
また、現在の仕事に就いてから、1年半が経過しているということであれば、勤続年数は1年6ヶ月となります。
キャッシングやローン審査で勤続年数は影響する?
キャッシングやクレジットローンの申し込み、あるいは住宅ローンの利用では、申込書類に必ず勤続年数を記入する欄があります。
キャッシング審査やローン審査を行う上で、勤続年数の項目は非常に重要なポイントとなりますので、仮に勤続年数が短い場合、転職して間もない場合には、キャッシングやローンの利用を断られることがあります。
ただ、勤続年数がキャッシングやローン審査に与える影響は、申し込む方の年齢によっても異なりますので、一概に勤続年数が短いと審査に通りにくいというわけではありません。
年齢別の勤続年数の重要度
20代の新社会人の場合
22歳~23歳の方であれば、大学を卒業してすぐの年齢になりますので、仮に勤続年数が1年未満でも、それほど大きな影響はありません。この場合には、年齢に応じた審査が行われるようになります。
また、同じ22歳~23歳の方でも、勤続年数が5年以上となれば、新卒入社、又は高校を卒業後すぐに入社し、現在まで勤務していることがわかりますので、先ほどの「大学を卒業してすぐの方」と比べても、勤続年数が5年以上の方のほうが信用力が高いと認識されます。
40代や50代の場合
40代や50代で勤続年数が1年未満になると、毎月の収入面において非常に不安があると認識されます。
特に40代~50代の転職は、なかなかスムーズに進まないことも多く、職場の環境が合わなかったり、給料や待遇面に不満があったりと、せっかく仕事が決まっても長く勤めることが難しいと認識される傾向もあります。
そのため、キャッシングやローン審査では、勤続年数が長ければ長いほど有利であることは変わりませんが、その方の年齢によっても、勤続年数を重要視するかどうかが変わります。
特に、40代~50代で勤続年数が3年未満、あるいは5年未満というケースでは、信用力という点においては、非常に低く見られることになります。
勤続年数は何年くらい必要なの?最低勤続年数とは?
キャッシングやローン審査における勤続年数の重要度は、申し込みを行うその方の年齢によっても異なりますので、一概に何年以上でなければならない、あるいは何年以下は審査が通らないというものではありません。
しかし、あまりにも勤続年数が短い場合には、キャッシング審査やローン審査に通らない場合があり、せっかく申し込みをしても断られてしまうこともあります。
キャッシングを利用する場合
キャッシングの申し込みでは、勤続年数が6ヶ月未満でも審査に通る可能性は十分にあります。またこれは、20歳前後の若い方だけではなく、40代~50代の方でも、キャッシングの審査に通ることもあります。
極端な例ですが、勤続年数1ヶ月というケースでも、キャッシングの審査に通ったという事例が数多くありますので、勤続年数はそれほど重要視していないことがわかります。
そこで、キャッシングの利用では、これまでの返済実績を重視する傾向がありますので、これまでに他社の利用で遅れたことがない、延滞がないという場合には、勤続年数が6ヶ月未満でも審査に通る可能性は十分にあります。
ただ、勤続年数が長ければ長いほど、キャッシングの審査が有利になりますので、スムーズに進めるという意味では、最低でも1年以上は勤務してから申し込みを検討されるほうが良いでしょう。
自動車ローンやバイクローンを利用する場合
自動車ローンやバイクローンなどのクレジットローンを利用する場合には、最低でも1年以上の勤続年数が必要となります。
20歳前後の方が初めてローンを組むということであれば、勤続年数が1年未満でもローン審査に通る可能性は十分にありますが、30代~40代以上の方のケースでは、勤続年数が1年未満ではローン審査に通ることが非常に難しいと言えます。
ローンを組む金額にもよりますが、総額100万円以上のローン審査ということであれば、最低でも2年~3年以上の勤続年数が必要となります。
住宅ローンを利用する場合
住宅ローンを利用する場合には、主に銀行や信用金庫、生活金融公庫からの融資になるものと考えられますが、その際には最低でも勤続年数が3年~5年以上は必要です。
特に住宅ローンでは、キャッシングやクレジットローンに比べても、借入金額が大きく、その後の返済期間も30年~35年と非常に長く返済していくこととなりますので、勤続年数は重要度の高い項目の1つとなります。
逆に、勤続年数が1年未満の場合、あるいは3年未満の場合には、住宅ローンの申し込みすらできないというケースもあります。頭金の割合にもよりますが、住宅ローンの申し込みをスムーズに進めるためには、勤続年数が10年以上というのが理想です。
キャッシングやローン審査で断られないためには?
勤続年数で断られるケースで1番多いのは、やはり1年未満になります。特に、勤務して3ヶ月、6ヶ月というケースでは、キャッシングやローン審査で非常に不利な属性となります。住宅ローンでは、勤続年数が最低でも3年~5年以上なければ、申し込みすら受け付けないという場合もあります。
これらは、申し込みをされる方の年齢にもよりますが、キャッシングやクレジットローンでは、おおむね1年以上経過しているほうが、審査に通りやすいと言えるでしょう。
勤続年数が長いほど信用度もアップする
20代の方なら勤続年数が5年~8年以上あれば高属性と認識されます。30代の方なら10年~12年以上の勤続年数、40代の方は15年~20年以上の勤続年数、50代の方は25年~30年以上であれば、おおむね高属性と認識されます。
高校や大学を卒業後、新卒で入社して現在に至るか、あるいは10代~20代前半でいくつか転職をしたとしても、20代前半~後半以降の転職がなく、1つの仕事を継続して行っていることが、高属性とされる要因となります。
逆に、30代~40代、40代~50代で勤続年数が1年未満となると、頻繁に仕事を変えていると思われ、収入が安定していないと認識される傾向が高くなります。
勤続年数は、長ければ長いほど信用力がアップする属性となります。キャッシング審査やローン審査に通るためには、1つの会社で長く仕事をすることも重要なのです。