支払可能見込額の調査とは

クレジットカード会社が支払可能見込額を調査・確認するのは、原則として下記に該当する場合となります。

支払可能見込額を調査する義務がある場合の例
・クレジットカードを新たに申し込むとき、又はローンを新たに組むとき
・クレジットカードの更新をする時
・カードの利用可能枠を増枠しようとするとき

上記に該当する場合には、改めて支払可能見込額を調査し直しますので、場合によってはカード利用枠の減額やカード発行停止となる場合があります。

しかし、これらに該当しない場合には、原則としてカード会社では支払可能見込額の調査は行いませんので、仮に収入が大幅に下がった場合であっても、次のカード更新までは通常どおり利用できることになります。

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支払いの遅れや延滞がないことが条件

支払可能見込額の調査を行わない場合は、毎月の返済が通常どおりなされていることが条件となります。そのため、支払いの延滞や繰り返しの遅れなどがある場合には、カード会社側で支払可能見込額をもう1度調査し、カードの利用を停止する場合もあります。

支払可能見込額の調査・確認の時期は、あくまでも支払いの延滞がないこと、支払いが遅れずになされていることが条件となりますので、くれぐれも支払いの遅れや延滞はしないことが重要です。
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クレジットカードを新たに作る場合の注意点

クレジットカードを新たに作る場合には、カード会社側で必ずカード発行の審査が行われます。これは、割賦販売法により支払可能見込額の調査が義務付けられているためですが、いくつか例外もあります。

クレジットカードの利用限度枠が30万円以下の場合

クレジットカードの利用枠が30万円以下の場合には、延滞がないなどの一定の条件を満たせば、支払可能見込額の調査を行わなくてよいというものです。

ショッピングローンの利用枠が10万円以下の場合

また、家具や家電を購入する際のクレジットローンやショッピングローンでは、10万円以下の生活に必要なものを店頭で購入する場合には、支払可能見込額の調査を行わなくてよいとされています。

そのため、クレジットカードの新規申し込み時や更新時では、カード利用枠を30万円以下にすれば、支払可能見込額の調査は行われず、スムーズな発行が可能ということになります。また、クレジットローンの場合でも、家具や家電、携帯電話など、10万円以下の商品を店頭で購入する場合には、支払可能見込額の調査は行われず、スムーズな購入が可能なのです。

車のローンや医療費の支払いの場合

それ以外にも、自動車のような生活に必要なものを購入する場合、学校の授業料や高額な医療費の支払いなどでも上記が適用されるケースがあり、支払可能見込額を超えているためにローン審査NGというケースでも、例外的に審査OKとなる場合があります。

ただし、支払いの延滞や遅れがある場合には、これらの例外が適用されませんので、カード審査NG・ローン審査NGとなります。

クレジットカードの更新時の注意点

クレジットカードの更新時には、カード会社側で支払可能見込額の調査が行われますが、こちらもいくつか例外があります。

それは、クレジットカードの利用残高(リボ払いや分割払い等の残高)が5万円以下の場合、支払可能見込額の調査を行わなくてもよいとされています。

クレジットカードの利用残高が5万円以下の場合

普段から翌月1回払いでのみ利用しているという方は、クレジットカードの更新時には支払可能見込額の調査を行わず、スムーズな更新が可能となります。また、リボ払いや分割払いを利用しているという方でも、更新時に残高が5万円以下であれば、先ほどと同じようにスムーズな更新が可能なのです。

ただしこちらも、支払いの延滞や遅れがある場合には、これらの例外が適用されませんので、何度も繰り返し遅れているというケースではクレジットカードの更新がなされない、クレジットカードの期限で契約終了となる可能性があります。

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このように、クレジットカードを新たに作る場合やクレジットローンを組む場合、クレジットカードの更新時には、ある一定の条件を満たせば、支払可能見込額の調査は行われず、スムーズな発行・更新が可能となります。

逆に、通常の審査では、必ずカード会社側で支払可能見込額の調査を行いますので、場合によっては審査NG、更新NGとなる可能性があります。

30万円以下の利用枠で申し込みを行う

そこで、「どうしてもクレジットカードが欲しい!」「最短でクレジットカードを手に入れたい!」という方は、申し込みの際に「利用枠30万円以下」で申し込みをされるほうが良いでしょう。

また、「カードが発行されるか心配だ・・・」「審査が通らなかったらどうしよう・・・」という方も同様に、「利用枠30万円以下」で申し込みをされることをおすすめします。

その際には、「キャッシング機能なし」を選択することで、収入証明の提出もなく、スムーズに審査を進めることができます。

支払いの遅れや延滞は絶対にNG

「これまでに支払いの遅れがある場合」「これまでに度々支払いが遅れていた場合」「現在支払いが遅れている場合」などでは、通常の審査となりますので、カードが発行されない(審査NG)となる可能性が高くなります。

カード会社に限らず、キャッシング会社も同様に、どれだけ属性が高い方でも、支払いの遅れがあるとガクンと属性が下がる傾向にあります。場合によっては、この先何年もカードが作れない、キャッシングできないとなりますので、支払いの遅れだけは絶対にしないことが重要なのです。

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