クレジットカードは数多くの種類がありますが、その中でもステータスカードとして有名なアメリカンエキスプレスカードがあります。

通称アメックス、又はアメックスカードと呼ばれるこのクレジットカードは、世界的にも有名で、特に海外での利用に強いと言われているカードです。また、日本国内でもJCBと提携していることで、原則としてJCBが利用できる店舗やお店では、アメリカンエキスプレスも使えることになります。

しかし、実際にアメックスを使ってみると、本当に使える店舗やお店が少なく、特に地方では使えるお店を探すほうが大変なほど、日本国内では使えないクレジットカードの1つとされています。

では、なぜアメリカンエキスプレスは使えないのでしょうか。
日本国内で使えない理由、アメックスを使える店舗が少ない理由とは何でしょうか。
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アメリカンエキスプレスは使えるお店が少ない?

アメックスは、とにかく使えるお店が少ないというのが正直なところです。東京や大阪などの首都圏であれば、まだ使えるお店はありますが、特に地方ではクレジットカード決済を導入しているお店の5店舗~10店舗に1店舗あるかどうかというほど、アメックスを取り扱っている店舗やお店が極端に少ない印象です。

また、実際に利用してみた個人的な実感では、カード決済を導入している店舗の10%~20%程度しかアメックスに対応していないような状況で、これではクレジットカードを持っている意味がないというほど、特に地方では使えるお店が極端に少ないのです。

しかもこれは、ネット通販やネットサービスでも同じで、実際の店舗やお店よりは多いですが、それでもクレジットカード決済を導入しているネットショップやネットサービスでアメックスが使える割合は、おおよそ60%~70%程度ではないかという印象です。

さらに、JCBと提携しているということで、本来JCBが使える店舗であれば、特に問題なくアメックスも利用できるはずですが、こちらもおおよそ60%~70%程度しか利用できないのが現状です。

アメリカンエキスプレスはありえないほど年会費が高い?

アメックスは、いわゆるステータスカードとして有名なクレジットカードということもあり、カードの年会費が非常に高額となっていることも有名です。

たとえば、アメックスを初めて利用する方に多いアメックスグリーンでは、年会費が12,000円+消費税となります。アメックスゴールドは年会費が29,000円+消費税、現在はウェブ上から新規申し込みができませんが、アメックスプラチナは年会費だけで13万円以上となります。さらに、その上のセンチュリオンカード、通称ブラックカードと呼ばれるクレジットカードは、年会費だけで36万円以上です。

現在は、年会費無料のクレジットカードやポイント還元率が高いクレジットカードなど、様々な種類が豊富にあることを考えると、アメックスの年会費がいかに高額であるかがわかります。

ただ、クレジットカードの年会費が高額であっても、それ以上のサービスが受けられれば、決して高いとは思わないものです。しかし、ここ数年のアメリカンエキスプレスの顧客対応は、サービスが良くなるのではなく、逆にサービスの質が下がり、年会費がアップしているような状況です。

年に数回の海外旅行というくらいでは、年会費以上のサービスを受けるのはかなり難しく、アメリカに移住でもしない限り、年会費の元を取るのは極めて困難であると言えます。

アメリカンエキスプレスは決済手数料が高い?

アメックスが、日本国内でシェアを伸ばせない大きな要因は、各店舗側がアメリカンエキスプレス側に支払うカード決済の手数料が高いという点があります。

クレジットカード決済の仕組みは、店舗側がクレジットカード決済を導入することで、会計業務をスムーズにし、尚且つ客側にとっても現金でお金を払うよりも楽に会計を済ませることができるものです。

しかし、クレジットカード決済では、客側ではなく、店舗側がクレジットカード決済の手数料を負担する仕組みとなりますので、決済手数料があまりにも高額となると、そもそもクレジットカード決済を導入することができなくなります。

一般的に、店舗側がクレジットカード決済を導入する際には、初期費用・月額費用の他に、1決済ごとに決済金額の数%がかかります。初期費用や月額料金は、どの国際ブランドでもそれほど大きな違いはありませんが、アメックスは1決済あたりの手数料が、あまりにも高額なのです。

たとえば、VISAやMasterCard、JCBの1決済あたりのコストは、おおよそ5%前後となりますが、アメックスでは10%~12%前後の手数料となります。言い換えれば、1回のクレジットカード決済で、決済にかかる手数料が他の国際ブランドと比較すると、店舗側の負担が倍以上も高いということになります。

そのため、仮に店舗側がクレジットカード決済を導入するとしても、VISAやMasterCard、JCBは導入し、アメックスとダイナースは導入しないということが多くなるのです。

それでもアメックスのステータスは健在?

アメックスは、ステータスカードとなりますので、こういった様々なデメリットがあったとしても、「アメックスを持ちたい」「アメックスを使ってみたい」と思われる方も多いのではないでしょうか。

しかし、数十年前であれば「アメックス=選ばれた人」「アメックス=ごく限られた人」という認識もありましたが、ここ最近では普通の会社員の方がアメックスを持っている時代となりました。

また、20代の普通の会社員の方でも、アメックスゴールドを持てる時代になりましたので、アメックスのステータスという点でも、かなり下がっている印象を受けます。

さすがにセンチュリオンカードは別格とはなりますが、アメックスのプラチナまでであれば、それほど取得が困難ということがなくなりましたので、興味のある方は取得してみてはいかがでしょうか。

ただ、クレジットカードを実用的に使いたいという方は、三井住友VISAカードや楽天カードを取得するほうが何倍もお得です。たとえば、三井住友VISAカードならIDが使えますので、近所のスーパーやコンビニなどでも幅広く利用できますし、楽天カードなら楽天市場のポイントがザクザク貯まりますので、どちらも日常的にクレジットカードが利用できます。

あるいは、JCBカードに入会するという方法もあります。JCBカードは、JCBオリジナルシリーズのクレジットカードということもあり、将来JCBザ・クラスを取得したいという方には必須のクレジットカードです。JCBカードは、日本で唯一の国際ブランドですから、どなたでも安心して利用することができます。

クレジットカードをお得に使うなら、日常的に利用できるカードを選ぶほうが、ポイントが貯まりやすくなりますので、さらにお得に活用することができるでしょう。
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