借入件数とは、現在利用している他のキャッシングやカードローン、クレジットカードの利用件数を指します。通常キャッシングやクレジットカードの審査では、申し込み画面で他社の借入件数や利用状況を、カード会社側に申告しなければなりません。

また、カード会社側に利用状況を申告する際には、全て正直に申告することとなりますので、現在の利用状況についてはご自身でも把握しておく必要があるのです。

ただ、キャッシングの申し込みとクレジットカードの申し込みでは、カード会社側に申告する借入件数や借入金額が異なるようになります。

そこで、キャッシングの申し込み時に申告する借入件数と借入総額について、クレジットカードの申し込み時に申告する借入件数と借入総額の入力方法や申告の仕方についてまとめました。
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キャッシングの申し込み時に申告する借入件数・借入総額とは?

キャッシングの申し込み時に申告する借入件数と借入総額は、現在利用しているキャッシングの件数と総額を記入することとなります。

キャッシングの申し込みでは、あくまでもキャッシング(お金を借りる)についての自己申告となりますので、クレジットカードのショッピング利用や住宅ローン、車のローンなどは含まれません。

また、銀行や信用金庫などの金融機関が発行しているカードローンも、他社のキャッシングの件数や総額には含みません。これは、銀行や信用金庫は、法人や個人の預金を預かって貸し付けを行う金融機関であり、貸金業ではないため、仮に利用している場合でも、カード会社側に申告をする必要がないキャッシングになります。

キャッシングの申し込み時に申告するもの ※件数、総額共に全て申告する
・金融会社からのキャッシング(アコムやアイフル、プロミスなど)
・クレジットカード会社や信販会社が発行しているローンカード
・クレジットカードのキャッシング枠を利用している場合(利用していない場合は不要)

キャッシングの申し込み時に申告しなくてもよいもの
・銀行や信用金庫が発行しているカードローン
・クレジットカードのショッピング利用(一括払い・分割払いなどに関係なく)
・住宅ローンやリフォームローン
・自動車ローンやバイクローン
・不動産担保ローンや証券担保ローン
・事業者向けローンやビジネスローン
・その他(定期預金の担保融資や生命保険の契約者貸付など)

クレジットカードの申し込み時に申告する借入件数・借入総額とは?

クレジットカードの申し込み時に申告する借入件数と借入総額は、上記のキャッシングの申し込みの場合とほぼ同じとなり、無担保のキャッシングの利用状況について申告するようになります。

ただ、先ほどのキャッシングの申し込み時とは異なり、銀行や信用金庫が発行しているカードローンについても、全て申告するようになりますので、無担保で利用しているキャッシングについては、件数・総額共に全て申告するようになります。

クレジットカードの申し込み時に申告するもの ※件数、総額共に全て申告する
・金融会社からのキャッシング(アコムやアイフル、プロミスなど)
・銀行や信用金庫が発行しているカードローン(無担保のキャッシング)
・クレジットカード会社や信販会社が発行しているローンカード
・クレジットカードのキャッシング枠を利用している場合(利用していない場合は不要)

クレジットカードの申し込み時に申告しなくてもよいもの
・クレジットカードのショッピング利用(一括払い・分割払いなどに関係なく)
・住宅ローンやリフォームローン
・自動車ローンやバイクローン
・不動産担保ローンや証券担保ローン
・事業者向けローンやビジネスローン
・その他(定期預金の担保融資や生命保険の契約者貸付など)

銀行系カードローンの申し込み時に申告する借入件数・借入総額とは?

銀行系カードローンの申し込み時に申告する借入件数と借入総額は、上記のクレジットカードの申し込みの場合とほぼ同じとなり、無担保のキャッシングの利用状況について申告します。

また、先ほどと同じように、銀行系のカードローンも全て含めて申告をするようになりますので、現在利用している無担保のキャッシングは全て合算して申告をします。

銀行系カードローンの申し込み時に申告するもの ※件数、総額共に全て申告する
・金融会社からのキャッシング(アコムやアイフル、プロミスなど)
・銀行や信用金庫が発行しているカードローン(無担保のキャッシング)
・クレジットカード会社や信販会社が発行しているローンカード
・クレジットカードのキャッシング枠を利用している場合(利用していない場合は不要)

銀行系カードローンの申し込み時に申告しなくてもよいもの
・クレジットカードのショッピング利用(一括払い・分割払いなどに関係なく)
・住宅ローンやリフォームローン
・自動車ローンやバイクローン
・不動産担保ローンや証券担保ローン
・事業者向けローンやビジネスローン
・その他(定期預金の担保融資や生命保険の契約者貸付など)

申告する借入件数・借入総額をごまかしてもいいの?

キャッシングやクレジットカードの申し込み、カードローンの申し込みでは、上記で記載した内容を正確に申告する必要があります。

もしかすると、「適当に書いちゃえばいいんじゃないの?」「どうせバレないから大丈夫」と考えがちですが、各カード会社は申し込みを行う方の利用状況については、全て把握しています。

そのため、仮に嘘の件数や総額を記載したとしても、その後、申込者の利用状況をカード会社が信用情報機関に照会しますので、結局はカード会社に全てばれることになります。

また、嘘の申告をするということは、何かやましいことがあると判断されますので、申告した内容と実際の利用状況が、あまりにもかけ離れている場合には、審査が不利になるケースもあります。件数が多い、少ない、利用が多い、少ないにかかわらず、申し込み時の申告は正確に行うほうが良いでしょう。

特に、借入件数や借入総額が多いと、すぐに断られてしまうのではないかということで、何とかごまかそうとして、実際の利用よりも少なく申告するケースがあります。

ただ、他社の利用状況は、調べればすぐにわかりますので、こういった申し込み内容では、審査に通ることが非常に難しくなります。借入件数や借入総額は、全て正直に申告されることをおすすめします。
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