スーパーホワイトとは?クレジットカード審査に通らない理由
スーパーホワイトとは、これまでにクレジットカードやクレジットローンの利用、あるいはキャッシングなどを1度も利用したことがない30歳~40歳以上の方を指します。
一般的に、クレジットカードやローンなどの利用は、通常20代までに何かしら利用するようになります。また、現在は情報社会ということもあり、デパートやスーパーなどの買い物はもちろん、インターネット通販やネットサービスを利用する際にも、クレジットカードで支払いをすることが多くなっています。
そのため、クレジットカードの申し込みやローンの審査では、これまで現金主義で、特にカードやローンを利用する機会がなかった状態で年齢を重ねてしまうと、クレジットカードやローンなどを何も利用していないことが、申し込みや審査に悪い影響を与えることがあります。
目次
スーパーホワイトはおかしい?カードを利用しないのは不自然なこと?
一般的に、スーパーホワイトと呼ばれるクレジットやローンの利用履歴がない方は、年齢が上がれば上がるほど、クレジットカードの申し込みやローンの利用が難しい状況となっていきます。
これは、通常クレジットカードの利用やローンの利用、キャッシングなどの利用では、年齢が上がるにつれて利用頻度も増加していき、30代~40代、40代~50代がピークとなる傾向があるためです。
また、クレジットカードやローンの利用は生活に密着したものとなりますので、一般的にも20代~30代にかけて結婚や出産、育児や子育てをするようになり、それに伴い、住宅の購入や教育ローンの利用などが予想されるためです。
しかし、こういった人生における様々な行事やイベントなどがあったにもかかわらず、高齢になっても何1つクレジットやローンの利用がないというのは、非常に不自然なことなのです。
ただ、実際にはごく一部の資産家の方や現金主義という方もいますので、これまでにクレジットやローンを利用したことがないということは、特別不思議なことではありません。
しかし、クレジットカード会社や信販会社からすれば、40代、50代になって、いきなりクレジットカードを持ちたい、ローンを組みたいと申し込みがあった場合には、やはり通常よりも警戒される(いつもより慎重な審査になる)傾向があると言えます。
クレジットカードやローンの利用状況は共有されている
現在は、クレジットカードの利用状況やローンの返済状況などの利用履歴は、ほぼ全ての金融会社で情報を共有しています。
言い換えれば、クレジットカードの利用やローンの利用では、その方のこれまでの利用履歴によって、カードが発行されるかされないか、ローンを組めるか組めないかが決まると言えます。
逆に、過去の利用履歴が何もないとなれば、その方がどういった利用の仕方をするのか、どれくらい返済できるのかがわからず、何も情報がない状態で審査を進めなければならなくなります。
そのため、30歳~40歳以上の方が、はじめてカードを利用する場合、はじめてローンを組む場合には、現在の収入面や仕事面、生活環境などから推測するしかないのです。
スーパーホワイトは何歳以上だとダメなの?
いわゆるスーパーホワイトと呼ばれる状態には、明確な年齢制限などがあるわけではありません。
また、年齢がいくつからがスーパーホワイト、いくつ以下がスーパーホワイトではないという基準があるわけではありません。これは、その方によって生活スタイルが異なりますし、人生における歴史も異なるためです。
そこで、スーパーホワイトでは、申し込みを行う方の属性が非常に重要なポイントとなります。
50代の方で大手企業に勤務し、持家に住んでいるケース
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50代の方でこれまでに1度もローンを利用したことがない、カードも持ったことがないというケースでも、大手企業に勤めていて年収が1000万円以上あり、持家でローン無し(自分名義)という方の場合は、たとえスーパーホワイトであっても、クレジットカードの審査に通りますし、何かしらのローンを利用する場合でも、通常どおり利用することができます。
これは身元がしっかりしていること、自分名義の住居があること、その住居は現金で購入したであろうことが予測できること、貯金や貯蓄などをしていることが予測できること、それ以外にも資産を保有している可能性が高いこと、などがあります。
50代の方でパートやアルバイトをしながら賃貸に住んでいるケース
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同じ50代の方でも、アルバイトやパートで年収が200万円以下、住居も賃貸で居住年数も短い(10年未満)という方の場合には、おそらくどのカード会社に申し込みをしても、カードが発行されるのは極めて難しいと言えます。
これは、同年代よりも極端に収入が少ないこと、賃貸で尚且つ居住年数も短いことなどから、過去にいわゆる金融事故を起こしている可能性が非常に高いと考えられるためです。逆にこれが、20代前半の方であれば、年齢からみてもこれらの属性はそれほど重要視されなくなります。
どちらも極端な例と思われるかもしれませんが、クレジットカード会社や信販会社は、なぜその人がこれまでカードを利用していなかったのか、なぜその人はローンなどを利用しないで済んだのかがわかれば、たとえスーパーホワイトだったとしても、通常どおりカードを利用することができるのです。
そのため、30歳~40歳以上の方で、今までにクレジットカードやローンを利用したことがないという方は、ご自身の属性を確認されることも必要です。
資産家の方で、これまでカード類を必要としなかったのか、現金主義の方で、なんとなくローンなどの利用を避けていたのかなど、はじめての申し込みでは、その方のこれまでの経緯によっても異なりますので、改めて確認することが重要です。